『ゼロの使い魔』(ゼロのつかいま)は、MF文庫Jから刊行されたヤマグチノボルによる日本のライトノベルおよびそれを原作としたメディアミックス作品。イラストは兎塚エイジが担当。また、これを原作とする漫画、テレビアニメ、ゲーム作品である。略称は「ゼロ魔」、「ゼロ使」。 全22巻の作品であるがヤマグチノボルが自身で完成できたのは20巻までである。ヤマグチは20巻のあとがきでこの作品が残り2巻で完結することを明らかにしていたが、その後自らが末期癌であることを公表した。2012年9月時点で「ラストまでのプロットを完成させた」と述べていたが、2013年4月4日に死去したため、残り2巻を残して当作品は絶筆となった。 しかし前述の通りプロットは完成していたことに加え、ヤマグチ本人及び遺族の意向により、生前に選任された別の人物に引き継ぐ形で続巻が刊行されることが2015年6月25日に公表された。そして、第21巻が2016年2月25日に全世界同時に発売された。5年ぶりに出版された第21巻の発行人によるあとがきにて、残り1巻をもって完結予定であることを再び表明。2017年2月24日に最終巻となる第22巻が発売され、その後文庫未収録であった短編、およびヤマグチが遺した未公開プロットが収録された『ゼロの使い魔 Memorial BOOK』が2017年6月24日に発売された。この作品には作家の志瑞祐からコメントが寄せられ、非公開だった代筆者が自身であることを明かした。