『パンプキン・シザーズ』(Pumpkin Scissors)は、岩永亮太郎の日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。2002年より『マガジンGREAT』(講談社)で連載を開始した後、2006年11月号から同社の『月刊少年マガジン』に連載を移籍して連載中。2020年4月号以降約4年間の休載が続いていたが、2024年5月号より再開した(休載理由は告知されていない)。単行本は2024年8月時点で24巻まで刊行されている。 アニメ化がなされ同年10月より2007年3月までUHFアニメとして放送された(全24話)。 共和国との大国間の大規模戦争が停戦を迎えて3年が経つ帝国において、戦争の影響による社会混乱を収めるため組織された部隊、陸軍情報部第3課・通称「パンプキンシザーズ」の活躍を描く作品である。舞台となる世界は架空の物であり20世紀初頭第一次世界大戦前後の技術力を持つが、現実世界では数世代をかけて社会に浸透した各分野の技術革新が一人の天才技術者によってごく短期間に普及した設定になっており、近代的な技術を持ちながらそれを使う人間の意識(特に、外部社会とは隔絶した上級貴族)は中世期の封建社会のままという歪んだ構造となっている(詳細は#帝国概要を参照)。 単行本化の際には、数ページ程度の話「Interval(インターバル)」がいくつか加筆されている。特に最初の1篇は必ずカラーで挿入される。ギャグ調の物もあるが、伏線やストーリーの補完など重要な物も多い。 岩永の談話によれば、根底のモチーフにあるのは『赤い光弾ジリオン』と『あぶない刑事』シリーズではないかと自己分析している。