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『マクロス7』(マクロスセブン、MACROSS 7)は、1994年10月16日から1995年9月24日まで、毎日放送(MBS)を製作局として、TBS系列(テレビ高知を除く)で放映されたテレビアニメである。全49話+テレビ未放送話3話。 1982年から1983年にかけて放送されたテレビアニメ『超時空要塞マクロス』の世界設定を継承し、OVA『マクロスプラス』と並行して11年ぶりに企画・制作されたテレビシリーズ。前作から35年後の世界を描いており、一部のキャラクターも登場するなど、直接的な繋がりがある。謎の敵の襲撃を受けた宇宙移民船団マクロス7を舞台に、歌にすべてを懸けるロックボーカリスト、熱気バサラが戦場で自分の歌を伝えようと挑戦する姿を描く。本作のタイトルは、物語の主要な舞台である7番目の移民船団の名であり、シリーズの7作目という意味ではない。 原作・スーパーバイザーに河森正治、シリーズ構成に富田祐弘、キャラクター原案に美樹本晴彦、メカニックデザインに宮武一貴(河森と連名)と、前作における主要スタッフが本作においても参加している。アニメーション制作はヒーロー(第34話まで)と葦プロダクションが担当し、監督には新たなファン層を開拓するため、これまでシリーズに無関係だったアミノテツロー(現・アミノテツロ)が起用された。 「歌」「可変戦闘機」「三角関係」という「マクロスシリーズ」における三大要素は本作でも健在であるが、実写的な作りである『マクロスプラス』とは対照的に、「明るいマクロス」で、キャラクター性を押し出したストーリーを志向している。リアリティのある兵器・戦闘描写が評価されていた旧作とは一線を画し、戦場でみずからの危険を顧みず熱唱する主人公の熱気バサラが繰り広げる数々の論理性・合理性を超越した行動は、原作者の河森自身が「リアリズムに対する一種の破壊行為」と評するような作風を構築するいっぽう、きわめて重いテーマ(後述)を内包した作品でもあり、一連のシリーズのなかでは「異色作」とも評価される。

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