『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(きどうせんしガンダム ジ・オリジン)は、矢立肇・富野由悠季(原案)、安彦良和(漫画)による日本の漫画、及びOVA・テレビアニメ。大河原邦男がメカニックデザインクレジットされている。アニメ『機動戦士ガンダム』から始まるサンライズ公式設定や宇宙世紀の正史と異なった独自の設定などを盛り込んだ作品で、タイトルをそのままにアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』として映像化されているが、『機動戦士ガンダム』に端を発する宇宙世紀の歴史・世界とは別に存在する、一種のパラレルワールド、『Anotehr U.C.』の1作である。これらは大まかな世界観として宇宙世紀を踏襲しているものの、“正史の歴史的事実”に縛られずに生まれた作品であり、そのためAnotehr U.C.はその設定は時系列に、正史との矛盾や違いがある。 ガンダムシリーズ専門漫画雑誌『ガンダムエース』創刊号(2001年6月発売)より2011年8月号(2011年6月発売)にかけて連載された。2014年からはウェブコミックサイト『Comic Walker』にてフルカラー版が順次無料掲載されている。2014年6月時点でコミックス累計発行部数は1000万部を記録している。 最終話の掲載号においてアニメ化が発表され、2015年よりエピソードを分けて制作・公開されている。詳しくは後述。また登場するモビルスーツの設定考証企画として『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD』も展開されている。 ところざわサクラタウン内のEJアニメミュージアムにおいて、「安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」が2022年1月22日から同年3月21日にかけて開催された。