『魔界転生』(まかいてんしょう)は、山田風太郎の伝奇小説、これを原作とする映画・演劇・漫画・オリジナルビデオ・アニメ・ゲーム作品の総称。 小説は『大阪新聞』に1964年(昭和39年)12月から1965年(昭和40年)2月まで連載され、この時の題名は『おぼろ忍法帖』(おぼろにんぽうちょう)。1967年(昭和42年)に講談社で単行本化、角川文庫・富士見時代小説文庫・講談社文庫で再刊されている。 1981年(昭和56年)の日本映画は主演:千葉真一・沢田研二、監督:深作欣二によって製作され、日本では観客動員数200万人・配給収入10億5000万円を記録した。同年に千葉主演、深作演出による演劇も公演している。以来、漫画・オリジナルビデオ・アニメ・ゲームでも次から次へとメディアミックスが展開され、映画・演劇はリメイクされた。 山田風太郎自身も一番好きな作品と語っており、その雄大な構想と奇抜な展開で、数多い『忍法帖シリーズ』の中でも最高傑作と云われている。