クルエラ・ド・ヴィル(Cruella De Vil)は、イギリスの作家ドディー・スミスの1956年の小説『ダルメシアン 100と1ぴきの犬の物語』に登場する架空のキャラクターである。ロンドンに住む裕福で華やかな相続人であり、ファッションデザイナーでもある彼女は、ウォルト・ディズニー・プロダクションズのアニメーション映画『101匹わんちゃん』(1961年)でベティ・ロウ・ガーソンによって声が当てられた。また、ディズニーの『101匹わんちゃんII パッチのはじめての冒険』(2003年)ではスーザン・ブレイクスリーが声を当て、ディズニーの実写映画『101』(1996年)と『102』(2000年)ではグレン・クローズが演じた。さらに『クルエラ』(2021年)ではエマ・ストーンが演じるなど、多くのディズニー作品の続編やスピンオフでも登場している。 ほとんどの作品で、クルエラは主人公のダルメシアンであるポンゴとパーディタの15匹の子犬を誘拐し、以前に合法的に購入した84匹のダルメシアンの子犬と共に、毛皮のコートにしようと企みる。ディズニーの実写映画では、短毛種の犬が成長すると毛が非常に粗くなり、毛皮業界では子犬の細かく柔らかい毛の方が高く売れるため、クルエラが子犬の毛皮を剥ごうとする理由が明らかにされる。 クルエラはポップカルチャーのアイコンとなり、邪悪な強欲、虚栄心、悪の象徴として有名になった。ディズニーのクルエラは、AFIの「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」のリストで39位にランクインした。